6月にノミ、7月に回虫が見つかったので、毎月1回ブロードラインを家でつけている。
1回目は病院で先生に処置してもらい、2回目からは家で私がやっていて今月で5回目だ。
首の後ろの届かないだろうところにピュッと垂らすだけのことで今まで何も起こらなかったのだが、今回はとても不安な状態に陥ってしまった。
体重が増えたので先月から量が3倍のLサイズになったこともあってか思ったよりも背中に広がってしまい、景虎さんが何度も舐めてしまったのだ。
舐めた場合の副作用としては流延があるがしばらくすれば収まるらしい。
ハラハラして様子を見ていたところ特に涎を垂らしたり吐いたりはしなかった。
その代わり、背中がビクンビクンと痙攣し始めたのだ。
最初は「どうしよう!中毒症状かもしれない!」と心臓が潰れそうになったが、たまに背中を気にしたり痙攣している以外はとても元気に走り回っていて全くいつも通りである。
朝からタイミングを計っていたものの滴下できたのは遅くなってしまったため、病院は急いで行けば間に合うがどうするか!?という微妙な時間帯だった。
これだけ元気なのだから一過性のものか、いやどうだろうといつでも出かけられるように準備をしつつ観察し続けるが、その後ずっと不定期に痙攣が続く。
大丈夫かな?治ったかな?・・やっぱりまだビクンビクンしてる!の繰り返しで寿命が縮まりそうだった。
そんな私を尻目に、本猫はガツガツご飯もおやつも食べて飛んだり跳ねたりしている。
遊ぼ遊ぼ!とせがまれてもそれどころじゃないんですけど・・あなたビクンビクンしてるんですよ。
これだけ食欲があれば内臓がどうにかなっているとも思えないし一晩様子を見よう・・と不安な夜を過ごしたが、翌朝には痙攣は収まっていた。
一応安心はしたが、ブロードラインの説明書にもネット上の体験談などにもそんな副作用は全く載っていないし、今後も使って良いのか不安になったので動物病院へ電話をして聞いてみた。
先生曰く、ブロードラインの副作用というのは駆虫成分ではなく成分を溶かすのに使われているアルコールへの反応になるとのこと。
フィプロニル、メトプレン、プラジクアンテル、エプリノメクチン何れも哺乳類には害を成さないが、アルコールに対して流延が起きたり皮膚が炎症したりすることがあるらしい。
今回の景虎さんの痙攣は舐めて体内に入れたことで起こった内臓の痙攣ではなく、背中に広がってしまったが故の皮膚の反応ではないかとのことだった。
必死で検索していた時に知覚過敏症の記事がいくつもヒットしたのだがそんな感じだろうか。
食欲があって元気だったことを考えるとそういう表層的な反応だったことに納得はできた。
ブロードラインが初めてではなく今までは何ともなかったこともあり、この薬が合わないとすぐに結論づけることは無いので次回気を付けて滴下してみて様子を見ましょうという話になった。
納得して安心もできたのだが、家で滴下して広がってしまうことなんてたくさんありそうなのに誰の体験談にもヒットしなかった点がもやもやと心に残る。
景虎さんがアルコールに過敏なのか私の滴下が下手過ぎたのか・・11月までやる必要があるか迷った結果念のためにとしたのにとんだことになってしまった。
6月にノミが出て駆除は完了したはずだが、畳の裏など掃除できなかったところに万が一まだ卵があったら嫌だと思ってやってしまったのだ。
余計なことをして景虎さんをひどい目に合わせてしまってガックリしてしまった。
先生にはブロードラインが合わなくても他のお薬があるから大丈夫とも言われた。
フロントラインやレボリューションの方が体の負担は少ないかもしれないし来年は少し考えよう。
ちなみにブロードラインのLサイズは2.5kgから7.5kgまでと体重に幅があり、まだ3kgなのに7.5kgの子と同じでは負担が大きいのでは?と思って以前先生に聞いたのだが、そこは問題ないとのことだった。
「きちんと安全性は確かめられているし、人間の大人も40㎏の人もいれば100㎏の人もいるでしょ?」と言われてまあそれもそうなのだが、人間も抗がん剤などは体重によるしちょっと少なくしても良いんじゃないかと密かに思っている。
保存はできないだろうが、7.5kgの猫と比べたら半分以下だし2匹居たら半分ずつ使えそうな気がするのだが。